九州最高峰の宮之浦岳

店内イメージ

九州最高峰(1936m)宮之浦岳は、百名山の1つで多くの登山者がやってきます。

日帰りで行ったり、縦走で山小屋を利用して泊まって行ったりできるところです。

花崗岩の岩があちこちに見えてます、最初に見た時には驚きました。

誰かが山頂に岩を乗っけたのかと?

このコースは半分は森の中を歩き、半分は稜線を歩く感じです。

森の中ではたくさんの大きな木があって、山歩きを楽しく歩けます。

稜線に出て回りを見渡すと、山にグリーンのカーペットを敷き詰めたみたい。

他所では山頂付近では植物が生えないのに、屋久島は背の低いシャクナゲや屋久ザサなどが生えている。

飲める水も何か所となく流れてるので、登山が楽にし易いです。


宮之浦岳は屋久島の御嶽の1つです。

料理イメージ

 

屋久島には岳詣りという儀式があります。年に2回自分たちの御嶽に登って、お祈りをします。

シャクナゲの時期には、五穀豊穣、町の安全、町の繁栄などを祈ります。

秋にはハーベストタイムで、今年も米や野菜、魚どうもありがとうございましたと報告に行きます。

私の集落では朝早くに浜に行って砂を竹筒に入れて、塩、焼酎、お米と一緒にお供えします。

ここにはアミニズムと言う概念があるのでしょう。もののけ姫の物語も、その感じが表現されてます。

自分たちの御嶽があるので、そこから水の恵みや森があるので豊かな漁場、シカを捕ったりして生活が営まれた。

ご先祖様は水を大切にする為に、森を大切にされてた。森ががあると30パーセントの水はキープできるし、いい漁場になるみたいです。屋久島では水に不自由ない暮らしができてます。

 


宮之浦岳の歩き方

食材イメージ

淀川登山入口からのスタートです。写真は小屋の横を流れる川。

淀川登山口(1350m)-淀川小屋(1350m)50分トイレがあるので休憩します。

小屋ーとうふ岩展望所ー小花の江河ー花の江河(1600m) 約4キロ 中間地点。ここでも休憩します。約2,5時間ー投石平 この辺りまでが森です。

投石からは急な坂を登ります、抜けると稜線に出ます。

ここからは屋久ザサが生えてます、これを掴んで登ったりします。途中に投石岳、安房岳、翁岳をみながら巻いて行きます。

最後の1キロが登りのきついところです、途中に栗生岳の横を通り500m歩くと宮之浦岳山頂です。

片道8キロ、所要時間往復10時間の工程になります。

山歩きをしてる人や、若くて元気な方は登れますが、初心者や体力に自信のない方は無理です。

屋久島では普通行く山では、一番きついコースになります。

このルートでは何人もの方が、遭難されてます。難しいコースではありませんが、天候により道が沢みたいになることはしばしばあります。