屋久島での山の事故
その日は私もツアーをやりました。天気予報では注意報だったので、様子を見ながら山は状態を見て決めることをお客さんに伝えました。
まずは島を回ってから、行けるところに行く。
まずは西部林道を通ってみた、意外と雨水が出てなかった。
9時までは相当な雨が降っていたので、とりあえずお客さんの意向を聞いた。
警報が出てもおかしくない雨の状態でした。
西部林道にはサルもシカもほとんどいませんでした。
大川の滝に到着、水が凄くて途中までしか行けなかった。
そこで山は相当の水が出てるので、沢が渡れないので白谷雲水峡は無理でしょう?言いました。
9時半ぐらいから雨は小康状態、昼にはほとんど雨は上がってたが千尋の滝は凄い勢いで水が流れてました。
一応屋久島観光協会に連絡を入れた、白谷雲水峡は沢を通らない弥生杉のコースのみ可能。
ヤクスギランドは沢には大きな橋があるので、通常に通れることを確認した。
そして屋久杉ランドのコースを180分歩きました。
帰ってきて夜のニュースで、屋久島の山の沢で人が流されたとの報道があった。
高塚小屋付近での沢で流されたと聞いたので、そこには沢がないのでとても不思議だった。
昨日観光協会に聞いて見たら、小屋から竜神杉に行けるルートがあり、そちらに行こうとしたみたいだ。
でも流されたところは、ルート17号支線という一般にはいけないコースでした。
僕は資材を運ぶために4月にそこを通ったが、木道はツルツルだし岩もツルツルして下りは滑りやすい道だ。
通常はロープが張ってあり、通れないようにしてるところだ。
あの土砂降りの中、そんなところに行くのは僕らの感覚では理解ができません。
山に入られる場合には、ガイドがいたらアドバイスをしますので聞いてみてください。
自分のスキルじゃなくて、そこにいるメンバーのスキルに合わせて行動しましょう。